イカれたゲーム。

自分の中の魔物と戦う覚悟はあるか?

魔物は色々嫌な提案を投げかけてくる。

 

魔物は時としてすごいパワーも発揮する。

 

破壊の力。

しかしそれは負の塊だ。

 

奴は狙っている。お前が堕落するところを・・。

奴と向き合い、戦えるようになるにはどうしたらいいのか。

 

しかし、奴の言うことが一理あるときもある。

奴は自分でもあるのだ。

 

 

 

ある日、奴はこう言った。

 

映画「イカゲーム」

 

いわゆるイカれたゲーム・・ではなく、魚介のイカだ。

魚介のイカを題材にしたゲーム、それが映画イカゲームだと。

 

    イカゲーム・・・じゃなくて、これはイカ焼き・・。

 

 

 

私は素直にそれをここ最近まで信じていた。

私が真実を知った時、奴は笑っていた。

 

 

 

 

 

朝起きて、私は布団をたたみ、それを持って台所へ・・。

 

 

なぜ?

 

 

奴は言った。

それはただのお前のボケだ、と。

 

確かに。

 

しかし、私はいささか傷ついた。

奴の言葉と自分の痴呆に・・。

 

 

やはり魔物と戦わねばならぬ。

 

 

・・がしかし、確かに奴の言う事は本当かもしれぬ。

 

宣伝映像の「イカゲーム」のエンブレムタイトルだけをじっと見てると、どうしても魚介のイカを想像してしまう。

新しい、お洒落なイカ料理レストランをイメージしてしまう。

 

魔物よ、やはりお前は自分だ。

お前の感覚は間違ってはいない。

 

しかし、君の言うことばかりに耳を傾けていては、私はきっと溺れてしまうだろう。

私はこれからも君と相対し、君と共に行こうと思う。

 

 

坂口安吾氏は、一生は毒々しいものだと言った。

私はこの難しい世の中を生きてく事こそがイカれたゲーム、即ちイカゲームだとそう思っている。

 

 

年が明け、今年も新たなイカゲームが始まった。

 

まずは「焼き」からにでもしましょうか?

刺身?それとも茹で?

 

「さあ!いらっしゃい、いらっしゃい!」